モバイルバッテリーのご利用につきまして
モバイルバッテリーのご利用につきまして

モバイルバッテリーのご利用につきまして

モバイルバッテリー製品はPSE(電気用品安全法)やCEマーク(EUの適合基準)で定められた試験に耐
えられるように作られています。
過剰な電圧がかからないように保護用のICが装着され、通常のご使用においてバッテリー本体が破壊されない仕組みになっています。
しかしこの保護用のICは必ずしも万能なものではなく、お客様の使用される条件によっては破壊されることもあり、電圧や電流がコントロールできなくなるばかりか、バッテリー本体が破壊または発熱、最悪の場合、火災になることも考えられます。
不適切な使用により保護用ICの破壊だけでなく、他の部品やバッテリー本体を破壊することにもつながります。
安全のため、モバイルバッテリーのご利用にあたり、下記FAQの内容及び説明書の注意事項を必ず良く読みご使用ください。

なお火災、地震、そのほかの被害、第三者による行為、その他の事故、説明書に記載されている注意事項に反する使用、並びに下記FAQの内容が守られていない不適切なご使用、その他異常な条件でのご使用による危機の破壊及び事故、これらに伴う被害については当社では一切の責任を負いかねます。

注意事項

Q 長時間の充電は危ない?

A 各製品のパッケージには充電時間が記載されていますが、この時間を目安として充電を行って
ください。製品に記載されている充電時間は製品ごとに決めらている電流・電圧の規格で充電を行った場合の時間です。
規格外の電流・電圧で充電を行うと充電時間が変わり、充電時間を早めるものの(早めることもありますが)、それだけ製品に負担をかけることになり、悪くすると機器が破壊することにもなります。
このため、充電を行う時は常に充電の状態を確認していただくことが必要です。充電中は決して放置せず、絶えず目を離さないようにしてください。

 

Q どのような機器を使うと危険?

A 古い電源機器は突然電圧が変動したり、高くなることがあります。高電圧がかかると内部のICが破壊さ
れ電圧や電流のコントロールが出来なくなりバッテリーが破壊され、最悪の場合、火災の原因となります。なるべく新しい機器を使用してください。 (必要なら上のように破壊または発熱にも触れる。)

 

Q 静電気による影響はある?

A 静電気は放電時に1万ボルト以上の高電圧が発生します。
モバイルバッテリーに使われている保護ICは1万ボルトの静電気を受けると破壊されてしまいます。充電を行う際は、静電気が発生しないように、静電気を金属等で飛ばす等対策を行ってください。

 

Q 雷は大丈夫?

A 雷により電源機器が不安定になる場合があります。電源機器が不安定になるとバッテリーに負荷がかかる恐れがありますので、雷が鳴っている間は充電を控えてください。
もちろん落雷による破壊も想定されます。

 

Q 長時間の放電は大丈夫?

A モバイルバッテリーによるご使用機器への長時間の充電は避けてください。また、機器を使用しながらの長時間の充電も同様に避けてください。無理な放電を行うことで保護用のICに負担がかかり、破壊の原因になります。またモバイルバッテリー本体にも無理な負担がかかり温度が上がることがあります(通常のご使用でも温度が70℃以上になることがあります)。長時間の放電により、ご使用機器やバッテリーを破壊し、最悪のケースでは火災事故に発展する恐れがあります。

 

Q ホコリも危険?

A バッテリーだけでなく、一般的な電気製品でもホコリによる火災が発生することがあります。コンセントや電極の周りにホコリが付いている場合、火災が発生することがあります。特にホコリに湿気に湿気等の水分が付くと短絡(ショート)を起こし火花が散り、火災となるケースがあります。機器を扱われる際には必ず電極部分から取り除いてください。

 

Q 他に注意することは?

A 繰り返しになりますが、説明書やパッケージに記載されている電圧・電流・充電時間を超えた使用方法を行うと保護用ICやバッテリー本体へ負担がかかり製品を破壊することがあります。また先に述べた環境でも製品が破壊されることがあります。製品を安全にご使用いただくため、規定されている以上の条件での充電・放電は絶対にお止めください。当社では不適切なご使用による火災・破壊については一切の責任を負いかねます。

 

Q 万が一、異常が発生した場合はどうしたら良いの?

A バッテリーに異常が見られた場合、直ぐに機器からバッテリーを外し、使用を中止してください。万が一、火災が発生した場合、リチウムイオン電池の消火は以下の消火剤を使用することが推奨されています。

– 泡消化器
– ABC 粉末消化器
– CO2
– 粉末状の黒鉛、銅、炭酸ナトリウム
アメリカ連邦航空局では航空機内でリチウムイオンでんちの発火が起きた場合、水又はソーダ水での消火を推奨しています。水は周りの温度を低下させ延焼を食い止めることもできます。バッテリーが発火した場合は、燃えやすい素材から遠ざけ、あるいは消火剤や水で消火し、慌てずに適切な方法で対処してください。