カセットラボラトリ設置および磁気研カセットプロジェクトの件
カセットラボラトリ設置および磁気研カセットプロジェクトの件

カセットラボラトリ設置および磁気研カセットプロジェクトの件

令和3年3月吉日

お客様各位

株式会社磁気研究所

101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-17

電話 03(3253)5811

FAX03(3253)5815

カセットラボラトリ設置および磁気研カセットプロジェクトの件

 

記録メディアの専門商社、株式会社磁気研究所(本社:東京都千代田区、社長:齋藤邦之、以下、「当社」)は、国内でカセット生産設備と技術の保全継承を目的とする「磁気研カセットラボラトリ(以下、カセットラボ)」を当社水戸物流センター内に設置いたしました。カセットラボはカセットテープの生産設備および技術を継承維持するため必要最小限の生産を行ってまいります。今後、4月に品質検証を行い、5月以降に技術維持生産に入る予定です。

 

また当社は、カセットラボの設置に併せて、録音済みカセットテープの受託制作から、ハイエンド向け、音楽用、普及型テープのそれぞれのセグメントをカバーする録音用カセットテープ、加えて、カセット関連サプライ品までを体系化した「磁気研カセットプロジェクト」を6月を目処に準備を進めております。

具体的には、自社による製品・材料の品質評価を強化する中で、良質なカセットテープの輸入完成品と材料を吟味した自社国内生産品とのプロダクトミックスを行ってまいります。また、ハイエンド向けには、最高安定品質で名高いフランス製製品の取り扱いとともに、材料確保のめどが立ち次第、TYPEⅡの国内生産を計画しています。

 

カセットテープはかつては手軽に使える主力の録音資材として世界的に普及しましたが、その後のデジタルオーディオ化の大きな波を受け縮小を続け、最近ではマニアと中高齢者層が中心となって底支えする市場として存在しています。この状況の中で、柔らかでなじみやすいアナログ録音の音質特性が再認識されてきたことやカセットを知らない世代にとっては真新しい印象をもって迎えられてきたこと、また、インディーズを中心に録音済みカセットが発売されるなど、静かなブームが日欧米に到来しています。

 

当社は、この動きに対応すべく、昨年10月、長年、録音済みカセットテープ向けに活躍してきた生産設備および技術を導入、再整備し、また、カセットテープ専門エンジニアを招聘して準備を取り進めております。今後も、カセットテープの生産技術の継承を通じて、カセットテープの文化全体に関わりながら積極的な事業展開を図って参ります。

 

■磁気研カセットテープラボラトリの概要

住所                     :茨城県水戸市木葉下町292-21

業務内容       :録音済み・録音用カセットテープの生産技術継承及び付帯生産、カセットテープおよび主材料の品質検査

保有設備    :デュプリケータ(マスター機1台スレイブ4台)、巻込み機3台、包装ライン1式、カセットテープ評価機器(周波数特性、SN比、MOL/SOL)音響検査室(スタジオ用大型スピーカー、メインアンプなど)

URL                    :https://www.mag-labo.com

 

 

 

 

 

■当社の概要

商号                     :株式会社 磁気研究所

代表者                 :代表取締役 齋藤 邦之

所在地                 :〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-17

設立                     :1979年7月

事業内容    :記録メディア、モバイルバッテリ、コンピュータ・スマホ関連アクセサリ、データ復旧/消去/保全製品の企画と販売

資本金                 :1億円

URL                    :https://www.mag-labo.com

 

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社 磁気研究所 担当:奥川隆生

TEL:03-3253-5811

以上